ガイドライン@俳句 10528
俳句ガイドライン板(俳ガ板)
フランス革命は松尾芭蕉を記念していた。 | ■↑▼ |
2018/09/02 (Sun) 20:30:44
.
フランス革命は松尾芭蕉を記念していた。
http://3rd.geocities.jp/jcon_tline/02/n/1/7/8/9/n1789_7_14J.html
http://book.geocities.jp/conspiracycalendar/02/d/07/0714.html#1789
日本という国は、松尾芭蕉で世界中をバカにする。
(個人的意見)
http://book.geocities.jp/japans_conspiracy/01/p005.html#page61
http://book.geocities.jp/japans_conspiracy/01/p008.html#page102
http://park.geocities.jp/j_con4/0104/p043.html#page288
「虹立ちて忽ち君の在る如し 高浜虚子」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/16 (Sat) 15:56:06
虹立ちて忽ち君の在る如し 虚子
虹消えて忽ち君の無き如し 虚子
(対となる2句)のガイドライン
2016/07/16 (Sat) 15:58:23
虹消えて音楽は尚続きをり 虚子
虹消えて小説は尚続きをり 虚子
2016/07/16 (Sat) 15:59:53
貰ひたる螢を分けに姉の家 上野泰
七夕の笹を貰ひに母の家 上野泰
2016/07/17 (Sun) 17:55:51
テラベクレルの霾る我が家の瓦礫を食へ 関悦史
テラベクレルの霾る我が家の瓦礫を食ふ 関悦史
2016/07/18 (Mon) 09:24:42
三島忌やすっぽりぬけしコンビーフ 雪我狂流
三島忌やすっぽりぬけしコンドーム 雪我狂流
『俳コレ』
2016/07/29 (Fri) 10:42:03
おいらんの赤を見てゐるばつたかな 男波弘志
おいらんが青を見てゐるばつたかな 男波弘志
『瀉瓶』(田工房、2014年)には、ほかにもいくつか対をなす句の組があります。
2016/08/06 (Sat) 01:38:40
春風の日本に源氏物語 京極杞陽
秋風の日本に平家物語 京極杞陽
2016/08/07 (Sun) 09:48:24
靴音がコツリコツリとあるランプ 富澤赤黄男
銃聲がポツンポツンとあるランプ 富澤赤黄男
2016/08/07 (Sun) 09:50:56
おでん食ふよ轟くガード頭の上に 篠原鳳作
おでん食ふよヘッドライトを横浴びに 篠原鳳作
2016/08/17 (Wed) 00:00:23
待ち倦まれゐて
〈裏切〉は
夜の日時計に
飼ひ馴らされ 高柳重信
寢苦しき夜を
〈決闘〉は
眠れねむれと
言ひなだめられ 高柳重信
「羽子板の重きが嬉し突かで立つ 長谷川かな女」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/16 (Sat) 15:27:35
「〜(終止)/(意味上切れず)」のガイドライン
2016/07/16 (Sat) 15:29:03
子燕のこぼれむばかりこばれざる 小澤實
2016/07/16 (Sat) 17:07:15
年を以て巨人としたり歩み去る 高浜虚子
2016/07/18 (Mon) 19:29:44
有る程の菊なげ入れよ棺の中 夏目漱石
2016/07/18 (Mon) 21:05:11
林檎の木ゆさぶりやまず逢いたきとき 寺山修司
2016/08/07 (Sun) 01:03:19
あきかぜのふきぬけゆくや人の中 久保田万太郎
2016/08/16 (Tue) 14:16:51
しばらくは秋思と覚ゆ秋思かな 攝津幸彦
「田に白鷺」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/18 (Mon) 21:39:05
田んぼに白鷺がいる俳句のガイドライン
(スレッドも複数人で立てた方が盛り上がるかと思って、ためしに立ててみました)
2016/07/18 (Mon) 21:40:22
縛り棄てなる『ノルウェイの森』田に白鷺 関悦史
2016/07/18 (Mon) 21:41:38
白鷺を遊ばせゐるや田草取 石田波郷
2016/07/18 (Mon) 21:49:29
秋の田を刈るや白鷺人に近く 山口青邨
2016/07/18 (Mon) 22:09:20
これほどの田に白鷺の一羽きり 神野紗希
2016/08/14 (Sun) 13:49:08
ひつぢ田通ひ白鷺むなしくなりにけり 赤尾兜子
係り結びのガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/16 (Sat) 17:23:09
係り結びを用いた俳句のガイドライン
2016/07/16 (Sat) 17:24:23
木曾川の今こそ光れ渡り鳥 高浜虚子
2016/07/16 (Sat) 17:25:40
鈴に入る玉こそよけれ春のくれ 三橋敏雄
2016/07/16 (Sat) 17:27:52
春暁やひとこそ知らね木々の雨 日野草城
2016/07/16 (Sat) 21:53:38
人乗せぬ馬こそよけれ今朝の秋 岡野泰輔『なめらかな世界の肉』
2016/07/17 (Sun) 17:08:51
勇気こそ地の塩なれや梅真白 中村草田男
2016/07/17 (Sun) 17:20:19
天平のをとめぞ立てる雛かな 水原秋櫻子
2016/07/23 (Sat) 23:17:14
香水の香ぞ鉄壁をなせりける 中村草田男
角川「俳句」2016年8月号、「実作のための文語文法 佐藤郁良」は係助詞と終助詞。
2016/08/04 (Thu) 21:42:41
核の冬天知る地知る海ぞ知る 高屋窓秋
2016/08/10 (Wed) 11:37:31
眼ぞ氷る水平線に茜雲 赤尾兜子
これが《眼ぞ/氷る水平線に茜雲》ではなく《眼ぞ氷る/水平線に茜雲》と読めるのは、単に定型の作用によるものでしょうか。
2016/08/12 (Fri) 23:50:16
うつし世に人こそ老ゆれげんげ咲く 三橋鷹女
「約束の寒の土筆を煮て下さい 川端茅舎」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/16 (Sat) 15:34:51
「(セリフが入る俳句)」のガイドライン
2016/07/16 (Sat) 15:46:34
「はい」と言ふ「土筆摘んでるの」と聞くと 小澤實
襤褸市や「感心せんと買うてくれ」 小澤實
2016/07/16 (Sat) 21:00:10
新樹ならびなさい写真撮りますよ 藤後左右
2016/07/16 (Sat) 21:01:15
仰山に猫ゐやはるわ春灯 久保田万太郎
2016/07/17 (Sun) 00:33:24
あやまちはくりかへします秋の暮 三橋敏雄
生き死には繰り返しません年の暮 林桂『ことのはひらひら』
※「悼・三橋敏雄」の詞書。漢字に総ルビ
2016/07/17 (Sun) 16:40:29
がんばるわなんて言うなよ草の花 坪内稔典
*これは二重。ようするに、《「「がんばるわ」なんて言うなよ」草の花》、というかたち)
うしろより来て秋風が乗れと云う 高野ムツオ
春の山たたいてここへ坐れよと 石田郷子
買つて来いスパイ小説風邪薬 丸谷才一
殺さないでください夜どおし桜散る 中村安伸
寂しいと言い私を蔦にせよ 神野紗希
みんな夢雪割草が咲いたのね 三橋鷹女
さやうなら霧の彼方も深き霧 三橋鷹女
ぺんぺん草をつさんは気が短けえんだよ 北大路翼
やあといふ朝日へおうと冬の海 矢島渚男
太陽をOH!と迎へて老氷河 鷹羽狩行
2016/07/17 (Sun) 17:07:36
ニコよ!青い木賊をまだ採るのか 横山白虹
楡よ、おまえは高い感情のうしろを見せる 加藤郁乎
2016/07/24 (Sun) 16:14:17
いろいろあらーな夏の終りの蟬の声 川崎展宏
2016/07/24 (Sun) 23:51:18
青蛙おのれもペンキぬりたてか 芥川龍之介
浮浪児昼寝す「なんでもいいやい知らねえやい」 中村草田男
泥鰌浮いて鯰も居るというて沈む 永田耕衣
ワタナベのジュースの素です雲の峰 三宅やよい
大粒の雨が来さうよ鱧の皮 草間時彦
あたたかい雨ですえんま蟋蟀です 三橋鷹女
短夜や乳ぜり啼く兒を須可捨焉乎 竹下しづの女
吊るされし鮟鱇何か着せてやれ 鈴木鷹夫
貧相な山茱萸これはこれで好き 飯島晴子
葛の花来るなと言つたではないか 飯島晴子
梟に「ほう」と感心されもして 野中亮介
雨かしら雪かしらなど桜餅 深見けん二
西へ行け東へ行けと牛蛙 大串章
渡り鳥見えますとメニュー渡さるる 今井聖
春は曙そろそろ帰つてくれないか 櫂未知子
揚雲雀空のまん中ここよここよ 正木ゆう子
魔がさして糸瓜となりぬどうもどうも 正木ゆう子
春の夜のせんだみつおがまだゐたか 仁平勝
鮎汲みに使ふかこんなポリバケツ 辻田克巳
向うでも綺麗でゐなよ秋彼岸 加藤郁乎
近くまで来たのでと言ふ秋桜 鈴木鷹夫
桜散るあなたも河馬になりなさい 坪内稔典
じゃんけんで負けて螢に生まれたの 池田澄子
鳥渡れひかりが苦くなる前に 鎌倉佐弓
蝌蚪を追ひ継母だものと少年言ふ 有馬朗人
2016/07/25 (Mon) 09:59:48
麿、変? 高山れおな
なんとなく生きてゐたいの更衣 攝津幸彦
冬と云う口笛を吹くやうにフユ 川崎展宏
握りつぶすならその蝉殻を下さい 大木あまり
妻よおまえはなぜこんなに可愛いんだろうね 橋本夢道
酒止めようかどの本能と遊ぼうか 金子兜太
おまへの倫理崩すためなら何度でも車椅子奪ふぜ 御中虫
落葉降りやまずいそぐないそぐなよ 加藤楸邨
まさしくけふ原爆忌「インディアン嘘つかない」 中村草田男
木瓜の春ヌードに現抜かすなよ 石田波郷
ポストモダンって?テレビ画面の牡蠣旨そう 池田澄子
先生が死んでおられる冬麗 嫌だ 池田澄子
煖炉灼く夫よタンゴを踊らうか 三橋鷹女
秋の蝶です いつぽんの留針です 三橋鷹女
酒を下さい 夜の調律が出来ません 高柳重信
塚も動けわが泣く声は秋の風 松尾芭蕉
雀の子そこのけそこのけお馬が通る 小林一茶
宿かせと刀投出す吹雪哉 与謝蕪村
これはこれはとばかり花の吉野山 安原貞室
○ねとすぐいふ子に秋の金魚かな 髙柳克弘
(禁止ワード制限にひっかかってしまいました。○には「死」が入ります)
歌はいい歌はいいねえなどと桃 しなだしん
梨を落とすよ見たいなら見てもいゝけど 外山一機
先生の背後にきのこぐも綺麗 谷雄介
今日は晴れトマトおいしいとか言って 越智友亮
めだか、3号機のかわりなんていないの 内田遼乃
2016/07/25 (Mon) 12:22:23
まだ出ていない名前をいくつかあげると、
汽笛一声ヒヨコが咲いたよヒヨコが 鳴戸奈菜
さういふものに私はなりたくない 筑紫磐井
どこの莫迦が人など造つた へい、あッしが 関悦史
恐竜には致死量の憂愁だつたか 松本恭子
電話口に来てバイバイが言える子になった 住宅顕信
どかと解く夏帯に句を書けとこそ 高濱虚子
いくらでもあるよひとりのわらび採り 橋本多佳子
「死んだばかり」と突き出す玉蟲その俳諧 竹中宏
あと、
毎年よ彼岸の入に寒いのは 正岡子規
は当然ここにも入りますね。
それから、こんなのも――
Thou too Brutus!今も冬虹消えやすく 加藤楸邨
2016/07/29 (Fri) 10:29:12
>>10
先生が死んでおられる冬麗 嫌だ 池田澄子
について。これは『豈』51号に掲載の新作100句「それとも花は」でのかたち。
句集『思ってます』(ふらんす堂、2016年)には、
先生が死んでおられた冬麗 嫌だ
とあり、こちらがより新しいです。いずれも「嫌」に「や」とルビ。
2016/08/12 (Fri) 21:52:17
ママ今日の松茸が大きすぎるよ 澤田和弥
「蝉飛ぶを見てむらさきを思ふかな 田中裕明」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/17 (Sun) 16:53:19
下五「思ふかな」の俳句のガイドライン
2016/07/17 (Sun) 16:55:42
雉子鳴くつめたき富士と思ふかな 岸本尚毅
2016/08/06 (Sat) 22:44:57
汗拭いて身を帆船とおもふかな/岡本眸『矢文』1990
2016/08/07 (Sun) 01:17:38
露草のつゆの言葉を思うかな 橋閒石
2016/08/08 (Mon) 18:50:28
これ、「て」の有無で型の作用がぜんぜん違いますね。
2016/08/08 (Mon) 23:53:08
>>5
「て」の有無によって、ビビッと思う感じになったり、しみじみ思う感じになったりするということでしょうか。
この型、もちろん既出のパターンのバリエーションももっと集まると面白そうですが、たとえば下記のパターンでどんな句があるのかも気になります。
1.「思う」の主体が語り手ではないパターン
2.「を思う」「と思う」以外のパターン
ちょっと考えてみたけど、思いつかない。
追記:このスレをきっかけに『三橋鷹女全集』を見返してみたところ、あれだけ「思ふ」を多用している鷹女の句集に「思ふかな」は一句もないことがわかりました。もちろん、「かな」の句が少ないということがあるわけですが。「思ひけり」も「絵簾の虫が鳴くかと思ひけり」の一句のみ。
2016/08/12 (Fri) 21:31:40
>>6
1のパターン見つけました。
死は綿をつばきは舌を思ふかな 攝津幸彦
「友蔵心の俳句」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/16 (Sat) 23:22:39
「明日こそ/何か良いこと/あるだろう 友蔵」のガイドライン
2016/07/16 (Sat) 23:23:43
毎年よ彼岸の入りに寒いのは 正岡子規
2016/07/16 (Sat) 23:25:47
爽やかといふ感じにはすぐ慣れる 加倉井秋を
2016/07/18 (Mon) 21:34:11
これ、どういうものを集めたいのか、上の三句を見てもいまひとつ分からず。
たとえば、
便所より青空見えて啄木忌 寺山修司
黒板に明日の予定虹二重 藺草慶子
みたいな読後感のある句ということでしょうか。
それとも、話し言葉が自然に句になってしまったような感じの句でしょうか。
あるいはその両方?
2016/07/19 (Tue) 12:29:15
端的には、
①日常のなんでもない感慨が
②切れのない散文的な筆致で
③575のリズムになっている
④俳句
を意図しました。
④の俳句というのがまあここに書き込む意味がある部分で、
俳句じゃない575は書かないということなんですが、
あまり俳句らしくないというのがひとつの特徴です。
取り急ぎはこんな感じで。
2016/07/22 (Fri) 00:10:02
Aランチアイスコーヒー付けますか 稲畑廣太郎
おいでやす大根がよう煮えとりま 稲畑廣太郎
ムーミンはムーミン谷に住んでゐる 高山れおな
夏休みもう半分も過ぎたのか 筑紫磐井
と、このあたりでしょうか。
基準に照らしてちょっと微妙なところ(たとえば、ムーミンの句は「日常」の感慨かどうか)もありますが、気分的には。
「炬燵出て歩いてゆけば嵐山 波多野爽波」のガイドライン | ■↑▼ |
2016/07/17 (Sun) 17:23:23
意味上も形式上も切れているようにも切れていないようにも見える俳句のガイドライン
2016/07/17 (Sun) 17:25:20
巻尺を伸ばしてゆけば源五郎 波多野爽波
2016/07/17 (Sun) 17:26:48
畳から秋の草へと続く家 鴇田智哉
2016/07/17 (Sun) 17:28:07
より正確に言えば、意味上も形式上も切れていないのに飛躍があるように見える俳句のガイドライン
2016/07/17 (Sun) 17:31:43
印度から蒲田の外れまで夕立 櫂未知子
2016/07/19 (Tue) 08:55:03
飛躍の有無は読む人によって大きく違ってきそうです(2はたしかに飛躍。3と5に飛躍は見えない)。
「友蔵~」も同様に読み手の読み方に依る。
スレッドは外形、型に絞ったほうが実りが多そう。
2016/07/19 (Tue) 11:59:30
むしろ「飛躍」という言い方に語弊があるのでは。
間にあるものを捨象することによって、通常の認識では区切られている二つの空間がひとつづきであることを再認させる句、というイメージで考えていました。
言葉の詩的な飛躍ではなく、単純に空間的な飛躍のことだと考えると、dwsk_wさんの挙げている句の傾向が見えてくる。
つまり、
炬燵→(玄関)→嵐山
巻尺→(水面)→源五郎
畳→(家の敷居)→秋の草
の中間項が消されているということです。印度→(海とか国境とか)→蒲田の外れは、それに似ている。
ただ、定義がゆるいというのは、たしかにそう。
2016/07/19 (Tue) 12:40:46
難しいんですよね。
僕の意図は「わ」さんの書いて下さったことでほぼ言えているのですが、
それを具体的に例えば「切れを含まないのに空間的時間的省略をはらんだ俳句のガイドライン」と予め規定するのが良いのか、
ふわっとしたフリで定義が書き込みの中で次第に形成されていくのが良いのか。
前者ばかりでなく後者があっても良いのでは、と実験的に友蔵とこれは作ったのですが、
書き込みにくかったら意味がないので。
うーん。